【株式投資】ユトリイチオの運用方針。株式投資でスノーボール(雪玉)を作る。
この記事では様々な本やブログを漁って、試行錯誤しているユトリイチオの株式投資の運用方針のまとめです。一口に株式投資と言ってもいろいろな手法があり、結構長い文章になってしましました。
運用方針で大事にしている3つのこと
①株式投資でスノーボールを作る(配当金再投資)
投資の世界では複利という言葉をよく耳にするかと思います。複利とは元金によって生じた利子が、次期の元金に組み入れられるため、利子にもさらに利子がつくことです。
イメージはスノーボール(雪玉)。最初は小さな雪玉でも、転がすと雪が表面につき、雪玉が大きくなります。大きい雪玉だと以前より表面にいっぱい雪がつくため、雪玉は成長しやすくなります。このような好循環を株式投資で再現しようとしてます。
つまり
雪玉:元金
雪:配当金
です。配当金を再投資してあげることで、すくすくと雪玉(元金+配当金)を育てます。したがって、配当金を得られる投資を好みます。具体的には年3%以上の配当金の受け取りを目指しています。
②しっかり分散投資
分散投資も意識しています。こちらも投資の格言、「卵はひとつのカゴに盛るな」から来ています。実際、投資を始めてみて株価の変動っぷりに集中投資の恐さを感じます。もちろん、集中投資のメリットもありますけどね。
自分は主に4つの観点で分散しています。
①商品の分散:株式、債券、不動産、現金など
②地域の分散:先進国、新興国
③銘柄の分散:複数銘柄への投資
④時間の分散:積立投資
分散ができているか定量的に判断するため、シャープレシオ(リスクとリターンの関係)が良いスコアを目指しています。無料で算出できるサイトも多々あります。自分は
『myINDEX 資産配分ツール』を使わせていただいています。
③手数料は極力抑える
株式投資の運用結果を正確に予測することは困難です。
ただし、手数料は運用結果をマイナスにする要因として事前にわかっています。したがって、手数料を極力抑える努力をしています。手数料とは主に売買手数料と信託報酬のことです。
売買手数料
国内株はさほど高くありませんが、外国株購入時には結構手数料取られます。
自分はSBI証券を利用していますが、SBI証券の場合、どんなに安い銘柄でも1注文あたり最低5ドル取られます。馬鹿にならない。なので、個別銘柄を欲しい場合も10万円分以上まとめて購入することで手数料を抑えています。
また、海外ETFをNISA枠で購入すると手数料無料という仕組みがあるので積立投資系はNISAを利用しています。
信託報酬
毎年取られ続ける信託報酬。
現在は、年間0.2%以上信託報酬を取られる銘柄は購入していません。1%以上信託報酬を取られるロボアドバイザー系なんて買う気にならない。もちろん、本人が魅力を感じるなら良いですけどね。
ポートフォリオの投資比率(目標)
ポートフォリオの組み入れ比率(アセットアロケーション)も決めています。
商品や地域の分散⇒組み入れ比率
銘柄や時間の分散⇒インデックス投資を積立
という形で対応。
日本株式:40%
・配当や株主優待利回りが高い、高配当銘柄
・東証一部昇格候補など、成長期待銘柄
先進国株式:20%
・米国インデックス(VTI)
・高配当銘柄
新興国株式:20%
・新興国インデックス(VWO)
・金鉱株(HMY)
先進国債券:15%
・米国債券(BND)
日本債券:0%
現金
・日本円
・USD
銘柄の購入ルール
たまにブレてしまいますが、銘柄の購入ルールも決めています。
インデックス銘柄
最強と名高いインデックス銘柄投資
・毎月15日に各銘柄1万円ずつを目安に購入。
株価が高いときも安いときもコツコツ積み上げています。
高配当銘柄
雪玉を作るため、全体として年間3%の利回りを目指してますが、インデックス銘柄など配当利回りが高くない物もあります。したがって、高配当銘柄は貪欲に組み込んでいます。また、銘柄購入時は利回りだけでなく各種指標をチェックしています。
◆利回り5%未満銘柄
・配当利回り:3%以上
・PER (株価収益率):15倍以下
・PBR (株価純資産倍率):2.0倍以下
・自己資本比率:50%以上
・時価総額:50億円以上
・経常利益:前期比+0%以上(少しでも成長すればOK)
◆利回り5%以上銘柄
・株主優待銘柄の場合、自分の身の回りで使えそうなら購入
・株価が異常に下落する悪いニュースがなければ購入
成長銘柄
主に日本の中・小型株を購入。特に東証二部やJASDAQの銘柄を購入し、東証一部昇格に伴う株価上昇を狙っています。
その他
たまにストレス発散がてら勢いで購入しちゃいます。あんま良くないけど、遊びは必要ですよね。
まとめ
ユトリイチオの運用方針をつらつらと書きました。色々な物に影響を受けていますが、骨子は配当金を再投資する雪玉づくりです。
配当金再投資は多くの方が導入されていると思います。自分の投資方法の特色としては、
・インデックス、高配当、成長銘柄、金鉱株へ分散投資
特に金鉱株へ投資されている方は多くない気がします。
・分散の比率をリスク/リターンのシャープレシオから決定
・個別銘柄はPER、ROE、自己資本比率など数値決めて購入している(例外あり)
こんな所でしょうか。なんだかんだ言っても、インデックス銘柄への積立投資が最強なのかなーと思う今日この頃です。
影響を受けた本
この3冊に影響を受けて今の投資方針になっています。
敗者のゲーム:インデックス投資
株式投資の未来:インデックス+αの戦略
ウォール街のランダムウォーカー:アセットアロケーションに現金を組込